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俺が黙ったせいでなんとなく嫌な雰囲気になったその場に響いたのは翔平の声。
「まーまー、そう責めんなって!それでこそ陽ちゃんなんだしさー。むしろ女好きじゃない陽ちゃんは陽ちゃんじゃないとも言える!」
踏ん反り返って言う翔平。
正直助かった。こういう時の翔平は本当に気がきく。
けど、馬鹿でかい声を出したおかげで、俺たちは注目の的だった。
結果、俺のいたたまれない気持ちは継続されるわけで。
「何大声で言ってんだ。このバカ」
「いだだだだ!陽ちゃん!?痛い!痛いよ!!」
翔平の頬を思いっきりつねる俺に、ため息をついた支倉が一言。
「また餌をやるようなことを......」
その言葉に俺はまたやってしまったと後悔した。
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