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「ん......は......」
「先輩も舌出して......」
「は......っ、んんっ......」
「ほら、はやく」
「あっ、や、......やめろーーーーー!」
勉強会の後、二人が帰ってすぐに盛ってきた鈴原になんとか抵抗する。
「ちょっと、先輩。せっかく良い雰囲気だったのに、台無しじゃないですか」
俺が強く押した肩を押さえながら、ジト目で言ってくる。
まるで俺が悪いような言い草。
「うるせえ!何すぐ盛ってきてんだよ!」
「えー。そんなこと言うんですか?ひどいな〜。俺、岡本先輩が気分良くいれるために、頑張ってたのに」
確かに、大人しくしていたが、
「そっ、それとこれとは......んぐっ」
手で口を押さえられる。
「それとこれとは別......なんて言わせませんよ。五時間も陽先輩に触るの我慢してたんですから、もう限界です」
「......っ」
唇を指でなぞられて、ゾクゾクしてしまう。
「ねえ。先輩?」
「な、なんだよ」
耳元で囁かれる声に、ドキドキする。
こいつ、声もかっこいいんだよな......。
「俺、ご褒美が欲しいなぁ」
「ごほうび......?」
「うん。今日は先輩が俺をリードして?」
リード?俺が?こいつを?
いつもされるがままの俺には、ちょっと魅力的な話だった。
主導権を握れるなんて、こいつをギャフンと言わせてやる絶好の機会。
これは逃すわけにはいかない。
そう思って頷いた俺は浅はかだったが、今は知る由もなかった。
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