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「どうしてですか。ここにも溢れているから綺麗にしなくちゃいけないでしょう?」
いかにも当たり前の事を言っていますよという口調と表情が恐ろしい。
「ほら、ここも」
ノズルの先でパジャマのズボンが突っつかれる。そこは、崩れたポテトチップスを晩里が派手にぶちまけたせいで派手に汚れてしまっていた。
「前は、前だけは、ね?」
恐いし恥ずかしいしで何とか赦して貰おうとするが、そんな俺の願いは一蹴された。
「貴方の部屋は私のすぐ隣なんですよ。この部屋で虫が出たらどうするんですか!?」
こんなちょっとお菓子を溢したぐらいで虫が沸くもんかと思ったけど、口に出したら耳から脳味噌出されそうでグッと堪える。
黙っているのを了承と取ったのか、晩里が掃除機のノズルを持ち上げたのでその腕に縋り付いた。
「じゃあ、俺やるっ、俺がやるからっ」
晩里にグイグイ吸い取らせたら大事なところがぺしゃんこに潰れて今日を限りに男の子じゃなくなってしまいかねない。
晩里からノズルを奪い取ると、恐る恐るパジャマに近付ける。
フィ~ン。
シュオーッ。
スイッチを入れると否が応でも緊張が高まってきて、自然と肩に力が入る。
なかなか決心がつかない俺の姿に焦れたのか、晩里の足が1歩前に進んだのが視界に入って両手でノズルを握り直した。
真ん中らへんは恐いから避けて無難な太ももの外側に狙いを定める。
ブホッ。
ボボボボボッ。
ふおぉっ。
パジャマの布が吸い込まれて持っている手に衝撃が伝わる。
シュポッ。
フィーン。シュオーッポッ。
太ももに近付けて、吸い付くか吸い付かないかのところをウロウロさせていたら唐突に本体のスイッチが切られた。
「遊んでいるのですか」
恐る恐る近付けていたノズルは能面のような無表情の晩里によって取り上げられ、何の躊躇もなくズババババッとやられた。
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