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おやすみのキス
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僕が寝室のベッドに横になると、グレンが横に来て本を開いてくれる。
昨日なかっただけだけどこうやって本を読んでもらうのが久しぶりのように感じた。
ずっとグレンに側にいて欲しいけど、眠気は必ずやってくる。
「おやすみ、エディ。」
グレンが離れていくのを感じて目が覚める。
「…や、です……」
「え…」
初めての我が儘。
「あ…ごめんな、さい…」
「どうした?珍しいな。」
グレンが微笑み僕の長い前髪をすくう。
もう少し一緒にいたい。
そういいたいけど、仕事で疲れているであろうグレンを引き止める事は僕には出来なくて、
「ごめんなさい…」
チュッ
僕は身を起こしてグレンの頬にキスをして、隠れるようにすぐに布団に潜った。
おやすみのキス。
勝手にやったから嫌な思いをさせたかも知れない。
でもなんだかローザばっかりずるいなって思ったからキスをした。
明日起きた時、グレンが怒ってないといいな…
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