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ヒミツの友だち 8
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僕はポン太を一目見て自分に似ていると思った。
だからグレンが僕を助けてくれたみたいにこの子を僕が助けたいと思った事を正直に言った。
「俺に隠したのは?」
「グレンさんに言うと…頼りきっちゃいそうだったから…。」
いつも僕はグレンに頼ってばかりだ。
折角恋人になったんだから頼ってばかりじゃ嫌だ。
少しでもグレンに近づきたい。
「僕がこの子を育てたいです…お願いします」
「そうだな。じゃあ約束をしよう。」
「…やくそく?」
グレンは微笑みながら頷く。
「この子のお世話はエディがする事。
この子を大切にする事。
それと、自分じゃどうにも出来ない時はちゃんと頼る事。
別に頼る事は悪い事じゃない。それに俺だってこれからエディを頼る事があるだろう。俺はお互いが必要として頼り合う様な関係を君と築きたいと思ってるんだが、エディは嫌か?」
「嫌じゃ、無いです…うれしい…」
グレンがそんなふうに思ってくれていたなんて知らなかった。
「ポン太、これからは一緒だよ。」
「ワンッ」
僕はぎゅっとポン太を抱きしめた。
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