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⑨
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「はぁ……」
ここは桜ヶ丘高校の生徒会室前
廊下にはグラウンドから運動部のかけ声が響いている。
非常に入りにくい。
昨日、会長に告白されて時間をくださいと言った。
僕はどこかおかしくなってしまったようだ。
僕は会長に恋愛感情ではなく、憧れを持っていた。
なのに、今は自信がない。
感情がぐちゃぐちゃになっている。
そんな事言っても入るしかない。
ズル休みしていた分働かないといけないから。
ガラガラガラとドアを開けるとそこには
会長と
副会長の森谷さん、会計の清水さんが
座っていた。
「ぁ、松木くん!
体調大丈夫??二日間学校休んでたみたいだけど」
優しい声で話しかけてくれたのが清水さん。
この学校1の美女と言われている。
「大丈夫です!ご迷惑かけてすいませんでした。」
「ううん!全然!体調には気をつけて、ね?」
「はい!」
そう言いながら横目で森谷さんを見る。
相変わらずインテリなメガネが良く似合う人だ。
森谷さんは冷たく、あまり話したことはない。
僕の席は森谷さんのとなりで少し気まずい。
「大丈夫ですか?」
「へ?」
「まぁ、その様子だと大丈夫そうですね。
馬鹿は風邪ひかないというのに何故でしょうかね。」
さりげなーくけなされている感じがする。
ちらっと会長の方を見る。
すると目が合ってしまい、ニコッとされた。
ペコッとお辞儀をして、作業に取り掛かる。
気まずいけど、2人きりじゃなくてよかった。
そう思う僕がいた。
二日分の仕事は思っていたよりも多く
あっという間に会長と僕の2人きりになっていた。
そんなことよりも僕の身体はおかしくなってる。
身体がじんじんする。
もしかして、いつもはこの時間に……してるから
反応してる…。
なんて馬鹿馬鹿しいけど、そうとしか思えない。
「……ぁ、……ッ」
熱い、熱くてたまらない…。
すると、会長に肩を叩かれた。
「今日はもう帰れ、無理しちゃだめだぞ?」
会長に触れられてる肩がだんだん熱くなる。
「……ぅ、はいッ!今日は帰りますっ、」
会長にこんな僕を悟られたくなくて、
逃げるように帰った。
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