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その後は何だかずっと上の空だった気がする。
楽しかった。でも、午後は隣に紫音はいなかった。
☆
「楽しかったねー!」
なんてクラスメイトがわいわい騒いでいる。
写真とかも沢山とった。思い出が増えるのは嬉しい。
ちら、と紫音の方を見るとやっぱりクラスの女子に囲まれていた。
「奏汰大丈夫か?何か午後ぼーっとしてたけど」
徹がひょいっと顔をのぞいてきた。
「今からみんなで飯行くってなってるけどお前どうする?」
飯か…何か今は行く気になれねえな。
「んー、悪ぃ俺パス。」
「えー!奏汰くん来ないのー?」
「ごめんな。また今度行こうぜ!!」
「ひゅー!女子に残念がってもらえるとか羨ましいぜ」
「茶化すな」
「でも、本当気をつけて帰れよ?何かお前顔赤いし」
「へーきへーき!!多分これ日焼け。」
そんな感じでクラスメイトに見送られ、俺は先に帰ることにした。
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「っやべ…」
本格的にふらふらしてきた。頭もぼーっとする。
熱中症か…??
普段使わない脳みそを使っているせいもあるか…知恵熱ってやつ?
とりあえず、すぐには帰れそうにないので何とか自販機で水を買ってからベンチに座った。
「くそ…だり…」
どーすっかな…
誰かに連絡するか…?
ちょっと休めば楽になるかな。
……なんて、甘い考えをしたのがいけなかった。
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