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「…んッ…」
俺の家に入るなり、玄関で紫音にキスをされている。
玄関のドアと紫音に挟まれているので、逃げ場はない。
…よかった、今日親居なくて。
「…他のこと考えてる余裕あるんだ」
「そんな事な…んんッ…は」
最初は触れるだけのキスだったのに、たんだんと深いキスに変わってく。角度を変えられ何度も何度も。
後頭部を押されられているので、俺はされるがままだ。
息できなくて苦しいのに…気持ちいい。もっと、ほしい。
「…キスだけで蕩けちゃって。いらやしいね、奏汰」
ドキドキする。好きだって自覚すると、こんなになるのか。足が震えて、立ってられない。
だから、必死に紫音にしがみつく。
「…可愛い、奏汰」
「可愛くな…ふ…ぁ…」
しばらく俺達は、キスを繰り返していた。
☆
「今更だけど…今日ご両親居ないんだね」
「うん。母さん達ラブラブだからさ、今旅行中。」
「そうなんだ。ご両親、仲いいんだね」
「見てて恥ずかしくなるくらいな」
だけど、今日はいなくて良かった。
母さん達に余計な心配かけなくて済む。
「今日泊まってくか?」
何気なく聞いたのだけど、紫音はびっくりした様に目を見開く。
「…いや、家に帰るよ。奏汰だってまだ安静にして無いとでしょ?俺が居たらゆっくりできな…」
ぎゅっと紫音を抱きしめる。
「…ッ紫音が居た方が安心出来んだよ」
「…奏汰…何でそんなに可愛いの」
「…可愛くねえ」
「…泊まりたい気持ちはある。だけど俺、多分我慢出来ない」
バツが悪そうに紫音が視線を逸らす。
「我慢ってなんだ?」
俺がそう聞くと、溜息をついてから耳元で囁いた。
「…我慢出来なくて奏汰を襲っちゃうかもってこと」
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