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「こんなところでキョロキョロして、何してたの?」
そうイケメンに言われて思い出した。
「そうだ、俺のストラップ…!!」
「ストラップ?」
「あぁ、こっち来る前にさダチから貰った大事な物なんだけど、さっき落としちまったみたいで…」
「…それってもしかしてこれ?」
そう言ってイケメンが見せてきたのは、まさしく俺が探していた物。
「そ、それ!どこでそれ…!?」
「さっき拾ったんだ。君が落としたように見えたから追いかけてたんだけど、君がどんどん人混みに流されて行くから。」
「う…」
「でもやっぱり君のだったんだ。追いかけて来てよかった、大事な物なら尚更。」
そう言ってイケメンは俺にストラップを渡してくれた。
「…お前神様なの?まじさんきゅな!」
そう言って俺は思わずイケメンの手を握りしめ上下にぶんぶん振っていた。
「神様?…何それ大袈裟すぎ…」
そう言ってイケメンは、ほんの少しだけ笑った。
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