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「ところでその制服…君、天野学園の生徒なの?」
「え、何でわかんの!?すげー!まじで神様!?」
俺が興奮気味に聞くと、神様は呆れたように溜息をついた。
「…よく見て。俺も君と同じ制服着てるでしょ。」
…あ、ほんとだ。
…待てよ?って事は…!!
「神様頼む!俺を学校まで連れていってくれ!」
「…は?」
「俺さ、こっち出てきたばっかで何もわかんねーの。天野学園行きたんだけどさ、迷っちまって。」
頼む!と手を合わせて神様を見ると、
「…仕方ないな…」
…と本当に面倒な顔をしながらも、了承してくれた。
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「…着いたー!!」
本当に着いた。ギリギリ間に合った。
神様が居なかったらどうなっていたことやら。
「…突っ立ってないで、はやく行くよ。」
「?行くって何処に?」
「…教員室。君、転校して来たんでしょ?教員室行かないで何処に行くって言うの…」
あ、そうか。
「そうだよな!俺どこのクラスかもわかんねえし。」
俺が納得したようにそう言うと、
「…筋金入りの馬鹿か。」
…という神様の声が聞こえたような気がした。
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