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「そーそ。九龍財閥って聞いたことあるだろ?」
あー…そんな名前をテレビとかで聞いた事あるような。日本の経済を裏で握ってるとか握ってないとか。まあ俺には縁のない話だけどな。
「そいつの名前、九龍紫音って言うんだけどさ。今日みたいに授業とか全然出てなくても、出席日数が足りちゃう、みたいな謎の現象がおきちゃうわけ。女遊びも凄いって聞くし。只者じゃねえだろ??」
「まあ…確かにな?でもあくまで噂だろ?」
俺は自分の目で見たものしか信じない。
俺はその"九龍紫音"という隣の席の奴の事が気になり始めた。
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放課後。
海堂とその友達が部活見学を誘ってくれたが、俺は校内を探検したかったのでまた今度、と断った。
海堂達はバスケ部らしい。
「さてと、校内ぶらぶらすっかな」
保健室、理科室、図書室、音楽室ーーー。
色んな所を歩き回った。
「後行ってない所はー…ん?」
…何処からか、歌声が聞こえる。
よく聞くと、ピアノの音も聞こえてくる。
「…」
俺は吸い寄せられる様に、音のする方へと歩いていった。
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