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-体育祭-
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あんなに傲慢な態度をとっていた先輩が何故あんなにしおらしくなったのか。それは
あの時ーーーーー日下部先輩に近づき、壁に拳をぶつけた時に耳元で言ったことが原因だろう。
『うちの連中に潰されたくなかったら2度と柊に近づくな』
九龍家は日本の経済、それからーーーー……裏社会も牛耳っている。…つまり、極道。
日下部先輩ほどの不良なら、組の名前は聞いたことあるだろう。あまり、組の話はしたくない…だけど。
…柊が絡んだとしたら別だ。
柊を傷つけるものは許さない。絶対に。
初めて"友達"と呼べる存在だ。
失いたくない。友達………………本当に、それだけ?
「…?」
俺が極道に絡んでるって知ったら、柊はどうするのかな。
…嫌われたくない、柊に。
こんな事、初めて思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんな事を考えているうちに、障害物競走が始まっていた。柊は…次か。
てか…うちの学校の徒競走ハードすぎる。
平均台、あみ潜り、袋に入って飛びながら進む。
…ここまではよくある障害物。
それに加え、泥沼の上を綱渡り、一人玉転がし…
リタイアも有り。ゴールする人の方が少ない…
大抵は泥沼に落ちて歩けなくなるか、玉が重くて転がせないか。リタイアはどちらかだ。
綱から落ちても、泥沼を歩ききれば失格にはならない。
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