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優人
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「まあね。」
5人に囲まれてるのは当たり前。小さい頃からずっとそうだったし……。
「雪弥は嫌に思わないの?ずっと一緒じゃん。」
嫌……かぁ。普通なら四六時中監視されてるようで嫌だって思うものなのかな?でも当たり前、になってきてるし、一緒にいて楽しい……し…。
「うーん、良くわかんないや。」
「なんたよそれ笑。自分のことじゃんw」
「そうだね。でもほんとに分かんないんだよ。」
たまにやだなって思うことはあっても、楽しいし。
どちらとも言えない。
「ま、雪弥がいいならいいいのか。教室行くぞ、遅刻する」
遅刻?あ、ホントだ。あと少しでチャイムなる……。
2人でぱたぱたと歩きながら教室に向かう。
僕は5人のことをどう思ってるんだろう?
守ってくれるのは有難い。でも理由がわからなくて不思議。
一緒にいて楽しいし、面白い。
でもたまに鬱陶しいな、とかは思う。
和馬くんは優しくてお兄ちゃんみたいで。
由奈くんは年上っぽくなくて、同い年の友達って感じがする。
深夜くんは上からーだけど勉強教えてくれるし。
優希くんはお菓子作ってくれる。たまに一緒に作るから楽しい。
尚くんは礼儀正しいし、僕の知らないこと色々教えてくれる。
この5人は僕にどんな感情を抱いてるんだろう?
僕を守る理由と関係してるのかな?
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