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「それで?委員長サン相談ってなに?」
ぐだぐだと話していても無駄なので本題に移す
「あまり詳しいことは話せないんだが...」
前置き。まぁそうだよね...風紀だし。俺は生徒会だけど(笑)
「いいよー、別に」
「副会長が仕事をしていないという噂が流れているのは知っているか?」
「ッ、うん」
一瞬声に詰まったが、なんとか持ち直す。俺のことだしな、そしてなぜ。おれ?ばれた???
「お前はどう思う?」
俺の様子に気づいているのかいないのかわからないが、聞いてくる
「転校生の取り巻きに副会長いねぇみたいだし、してるんじゃないの?」
自分を弁護すんのはなんかきめぇけど...まぁ正直に話す
「そうか...ふむ」
「なに?」
「一般生徒の意見が聞きたくてな」
...それなら少し安心。本人に聞きたくてな、と言う展開なら逃げてたわw意味ねぇかもだけど
「ふぅん、で?参考になった??」
「なった。悪いな」
「で、俺に副会長のこと聞いて何すんの?俺だってそこまで噂に詳しいわけでもないし」
「副会長を見ないんだ」
徐にそう口に出した風紀委員長
「?」
それを見て不思議に思いながら先を促す
「教室にいるでもなく、かといって転校生の周りにいるでもなく...だが、いつのまにか仕事は終わっている」
「...」
「この3日一度も会わなかった」
いやもう会ってますけどね?
「...で、委員長サンは俺に何を聞きたいの?」
「副会長に事情を聞きに行きたいのだが、俺が聞きに行ってもいいものかと悩んでいる」
へぇ、委員長って意外とそういうの苦手なのかな。不器用ってやつ?
「はぁ...なんで?」
「俺は副会長に嫌われているらしくてな」
少し悲しそうに言う委員長に俺は無意識に声が出た
「え?」
俺嫌ってないよ
「会うたびにこう眉をグッとされるとな」
「」
あー、うんしてるわ。こいつ背が高いな、羨ましいな...縮まないかなーって。なんか、うん眉毛グッとなるw
「なんだ?」
少しニヤニヤしてたのが雰囲気でばれたのか聞かれた
「委員長サンおもしろいな。普段の姿じゃ想像つかねぇ」
「まぁ副会長、嫌ってないと思うよ」
俺はそう言った
「なぜ?」
「あの副会長サンがそんなあからさまにいやな顔すると思うー?」
そう持ちかける
「それもそうだな」
すると少し納得したように声を返してくれた
そして俺は一番謎だったことを委員長に聞こうと口を開く
「なんでさぁ、委員長サンは俺に副会長サンのこと聞いてきたの?別に何も知らない俺じゃなくてもよくない?しかも俺素性も隠してるしヤバイかもよw...相談するならほら副委員長サンとか?」
仲良さそうじゃん?
「何故だろうな、...勘だろうか」
悩むと思ったが、結構あっさりと答えが返ってきたことと、その内容に驚く
「勘?」
え?まさかの勘?
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