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目を開けると懐かしい風景に即視感を感じる
そこは近所の公園。
俺が小学校に上がったすぐ、父をはやくに亡くした母は生活のため必死に働いている。
だから学校から返ってもいつも家には誰にもいない。
暇な俺は幼い頃、いつもここで遊んでいた
それは一人だったり、友達といたりと様々だ。
けれどこの時は運悪く一人だった。
『ゆいちゃん...』
目の前にいる三十歳半場に見える男ははぁはぁと鼻息を荒くしながら俺を舐め回すように見てくる
『おじさんだぁれ?俺をしってるの??』
そう言った俺に男はニタニタ気持ち悪い笑みでこう言った
『ん?..おじさんはね、××と言うんだ。』
『ふーん、...それで俺になんのよう?』
子供の好奇心とは凄いもので少し嫌だと思いながらも好奇心が勝ったようですぐには立ち去らず少し話をする
『おじさんずっとこうしてゆいちゃんに会いたかった』
『俺、おじさん知らないよ?』
そう言った俺に鼻息を荒くしながら男は勢いよく俺に抱きついた
『え?なに??』
いきなりのことで驚いた俺は暴れることもままならないまま、何か染み込ませてあったタオルで口を塞がれた。
そしてそのまま強制的に俺の視界は真っ暗に閉じた
―
『だれか、だれかたすけっ...』
『唯っ!大丈夫?』
『――――ッ!!!!!!』
『ナツねぇ...っ、たすけっ......』
『大丈夫、あんたは私が助けるから――』
――…
『』
『』
『』
チカチカと場面が代わり目が回りそうな気分に陥る
『ナツねぇ!』
そう言って手を伸ばした俺に男はなんて言っただろうか
思い出したくもない忌々しい記憶にヘドが出そうだ
―――
――――ピピピピピピピピッ
ピピピピッと煩く鳴り響く目覚まし時計に強制的に起こされる。今までに見ていたものが消えて目が開く
はっ、久しぶりにゆっくり寝れたと思ったらこの夢かよ、くそ
悪態をつきながらもダラダラと布団から体を起こす
悶々とした気分のなか思い付いたのはいつもの場所
...あそこいこうかな。いるかな、委員長
書類を急いで仕上げるといつもの教室に向かった
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