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夏の章三 夏ぐれ
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携帯を見つめたまま、唖然とする遊命に可児が話しかけた。
「おかんやろ? 何て?」
「家にいろって」
「帰ってくんのや。後始末せなあかんな…。遊命、起きれる?」
「……パンツ履くのも辛いよ」
遊命の言葉に、可児の表情が曇る。
遊命を憐れむようにも、己れの行いを戒めているようにも見えた。
「そんな顔するな。おまえを責めてんじゃない。どうすりゃいいんだよ、バスルームに行きゃいいのか?」
「連れてくよ」
可児は、遊命に歩み寄ると、丁寧にデニムと下着を脱がした。
立てた膝の隙間に腕を差し入れ、上半身を起こすよう遊命を促した。
「首に腕回してや」
「ん……」
遊命が、可児の言葉に素直に従い、首に腕を回すと、負担がかからないようゆっくりと身体が持ち上げられた。
「これって…お姫様抱っこ……だよな」
「おぶるわけにいかんやろ?」
「う…確かに」
出血はとうに止まっていたが、遊命の太股や双丘には、精液混じりの血液がこびりついたままだ。
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