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23,希望の光
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ガチャ
ぺいんと「…」
ともさんは、まだ眠ったままだった。
ベッドの傍の椅子に座る。悪い夢でも見たのだろうか、少し汗をかいていたので近くに置いてあったタオルを取り、丁寧に拭く。
ぺいんと「ともさん、俺…どうしたらいいのか分からないよ…」
頭の中がぐちゃぐちゃで、自分でも感情がよく分からない。
ぺいんと「ともさんがいないと…寂しいよ…」
涙が、ベッドのシーツに染み込んだ。ともさんの手をギュッと握った。
ぺいんと「起きてよ…ともさ…ん…」
その時、手が、弱いけどしっかりと、握り返してくれた。
…ぺん、ちゃん…?
ぺいんと「っ!?」
顔をあげると、ともさんが薄く目を開いてこちらを見ていた。
ぺいんと「ともさん…!ともさん…うっ…わぁぁぁ…」
涙が、止まらない。
とも「…泣かないで…。ぺんちゃん、心配かけて…ごめんね…」
ぺいんと「よかった…本当に…ひぐっ…」
ともさんは、俺の手をギュッと握り返してくれた。
扉をしっかりと閉めていなかったからか、俺の声を聞いてあちゃみさんとクミさんが部屋に入ってきた。
あちゃみ「…!!がっちゃ…起きたの…!?」
クミ「と…も…!」
ともさんは、みんなに優しく微笑みかけた。
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