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3.ジノエドの場合
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「あ、ところでエドちゃ…」
「ちょっとちょっと、キミたち〜?何時だと思ってるの〜、夜に騒いでいいのは乱行パーティとセックスだけだよ??」
俺が話しかけようとした時、神出鬼没に声が聞こえた。
やっぱり聞こえていたのか…
第一声にド下ネタをぶっこんで来る奴なんてきっと彼だろう。
「おー死神サン」
「ハローッ、ジノちゃん、エドちゃん、元気そうだねぇ」
やっぱり、振り向いた先には死神サンがいた。
相変わらず目を塞ぐ布越しに笑っているのがわかる。
「悪いな。じゃあ今からセックスしたら大丈夫か?」
「大丈夫じゃねぇよ!!」
問いかけてみるも、死神サンからの答えよりも先にエドちゃんの言葉に封じられた。
どさくさに紛れて、エドちゃんの腰を撫でたのが悪かったのか…
「相変わらずだねぇ、二人共。ま、そこが可愛いんだけど!なんなら僕の魔法で……」
「しなくていい!…ったく、本は取り返したし
俺はもう寝るからな!
おいジノ、お前も早く寝ろよ」
「エドちゃん、おじさんの事心配してくれるなんて優しいねぇ」
「お前を起こしたらほぼ100パーの確率で襲ってくるからだろうが!寝ろ!そしてちゃんと起きろ!」
そう言い残して扉を閉めた。
それでも律儀に毎朝起こしてくれるあたり、やっぱり優しいんだと俺は思う。
「かーわいー」
「俺もそう思う」
死神サンと残され、2人でポツリと呟いた。
そろそろ本当に眠る時間がやってきたのか…
読みかけの新聞紙を直して、その場を去ろうとした時…
一つ、閃いた。
「なぁ死神サン
お願いがあるんだけど」
俺がそう言って、隣にいた死神サンの腕を引くと
「なぁに?」
と、相変わらずの笑顔で俺の話を聞いてくれた。
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