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この異様な世界のカオスな学園で、僕はいったいどうなるの...?
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「僕はね、有村君のこと好きだったよ?」
薫のその発言に。有村環の顔から、無表情が剥がれ落ちる。
(このタイミングで告白するなんて...。...僕ってほんとにどうしようもないなぁ。有村君に鬱陶しい顔されちゃうかな...?)
そう思ったけれど。
見上げて見た先の。有村君の顔には、嫌悪などは浮かんでいなかった。寧ろ、驚きの表情で固まってしまっている。
(良かった。...最後に、そんな顔は見たくなかったから...)
薫は、震える手をギュッと握りしめて。
笑って、有村君に言葉を続ける。
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