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アーグレットは、久しぶりに感情を露わにします。
「なんだ、これ…」
確か、明日にはこの金庫が処分されるはず。
「…バレるなよ……」
アーグレットは
金庫の中にあった全ての書物を抱えて
東塔へ走り出しました。
そして急いでリンの部屋へ入って読み出します。
そのせいで
目前のことで精一杯になったアーグレットは
気づきませんでした。
いつものようにベッドに沈むリンが
アーグレットが出て行った以来、
1度も目を覚まさなかったということを。
高熱を出してる、ということを。
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