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真の志望校
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兄貴が帰ってきたのは、しばらくしてからだ。
兄貴も飯を食ってから、風呂に入って…
「宙、入るよ」
「兄貴…」
「今からお風呂に行ってくるから、先に僕の部屋で勉強してて」
「あ…分かった」
俺は兄貴の部屋に向かった。
「…志望校、な……」
その口から出したものは、兄貴の部屋に重く落ちた。
俺は考えていた。
すると、深い眠りについた。
俺は夢をみた。
「宙、進んでいるか?」
「………zzz」
「宙…?寝てるのか…」
「ん…」
「大きくなったな、小さくて僕についてきたのに
起こすか…宙、起きろ。勉強するから」
「んぅ…待って…」
「じゃあ、キスするぞ」
「…っえ!?」
「ははは、冗談だよ」
「だ、よな」
「大丈夫?」
「あ、ごめん。考え事してたら寝てて…」
「余裕だね」
「そんなことねーよ、真剣だったから」
「ふーん…志望校…?」
ギクッ)バレた…
「…そう、だ」
「決めないとそろそろ大変だよ?それとも、決めてて母さんに反対された?」
「いや、早く決めろって言われただけで…」
「宙は、どこか行きたいところあるの?」
「……兄貴と同じとこ」
「いくらなんでも父さんが医者になれって言うからって宙まで医学部に入らなくたって、それに宙、血とか無理だし」
「医学部には行かない」
「じゃあ、どこに」
「心理学部」
俺は、口から出ている言葉と考えていることは、全く違うかった…
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