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「僕も、エッチ大好き!雅さんが大好き!」
思いっきり甘えるみたいに抱きついても、雅さんはよしよしと頭を撫でて抱きしめてくれてすごく嬉しくなった。
「俺も、エッチなマリちゃん大好きだよ。ねぇ、初体験どうだった?」
「すっごい気持ち良かった......でも、初めてで雅さん抱いちゃったら、もう他抱けないかも......」
「あはっ、俺も、抱くのはマリちゃんが最初で最後かなぁ」
ケラケラ笑ってそんなことを言われて、ほんとにもうドキドキが止まらない。この人が好きだ。雅さんも、好きって言ってくれた。身体の相性もばっちしで、最高の恋人になれるんじゃないかって思うとまたドキドキした。
「......ところで、さっきから気になってたこと聞いてもいい?」
「うん、なに?」
早くまたエッチしたくてそわそわしちゃう僕だけど、雅さんは少し神妙な顔をして僕の内腿を指差した。
「ここのこれと......」
つぅーっと肌の上を雅さんの指が滑り、脇腹の辺りで止まる。
「これ。あと背中にもあったね」
「あー......」
それは、だいぶ消えかけてたけど、少し前に運悪くSM好きな変態に捕まってしまった時にできた痣だった。
「えへ、若くてイケメンだったから着いてったんだけどさぁ、めちゃくちゃハズレだったの。すっごい暴力男でね、あははー」
「......ばか」
「え......」
「当たりかハズレかの見分けもつかないで、あんなとこフラフラしちゃだめ」
「で、でも、今までだってソフトSMくらいは経験あったから、SMしたいって言われた時も、あんまり深く考えなくて、その......」
僕はくじ運が悪いみたいで、ろくでもない男に当たることが結構あった。でも、どうせ一夜限りだし、ちょっと手首縛られるとか叩かれるくらいで、その時は怖かったりもするけどエッチしない方が不安なくらいだから、時間が経ってしまえばあんまり気にしてなかった。なのに、まさか雅さんに咎められるなんて思ってなくて、突然のことに僕はベッドの上で三角座りして縮こまってしまう。
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