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・・・・・
「あぁ......っ」
突然訪れた甘い痺れに少年はか細い悲鳴を上げた。
恐る恐るその出どころに目をやると、胸の蕾のひとつが大佐の指に摘ままれてピンと上を向いていた。
「(わ、どうしよう......)」
その様子からなんとなくあの夜に立ち上がったパンツの中身を連想してしまい、とたんに恥ずかしさでいっぱいになる。
そういえば、さっきからあの部分がジンジンと熱を持っているような気がするんだけど......。
まさか今夜も?
*****
大佐はおもむろに二本の指を動かしはじめた。
それに合わせて少年の薄桃色も艶かしく形を変えていく。
「や......や、ぁ」
王子様はたまらなかった。
見ていられなくて、そこからサッと顔を背ける。
目を閉じるとすかさずキスが落とされた。
それは唇に触れて合図をすると、あっという間に中まで入りこみ、形をなぞるように寄り添いながらしっとりと絡み付いてくる。
なに、コレ。
身体が浮いてきちゃう……。
「ハァ、ん……ん」
ジワリと瞳を潤ませながら、すがるような目つきで大佐のワイシャツを掴んだ。
王子様の様子を確かめながら、大佐は頭の中で何度も熱いため息を漏らしていた。
分かっている――。
もう止めなければならない。
練習と称した戯れのはずがいささか度を超してしまった。
この子が求めてくれるのをいいことに、こちらの劣情を正当化している。
この事態、この子はどう思っているんだろう。
分かっているのか? 騙されているんだぞ。
それなのに。
ああ、そんなに良い顔をして……。
*****
「あ……ッ、あんんっ」
大佐の手によって次々と身体が拓かれていく。
まるで新しい世界にいざなわれ、まばゆい光に道を示されているようだった。
時折、頭が真っ白になるような感覚に陥ると、我を忘れないようにワイシャツを掴む手に力を込め、ハアハアと短い息をしながら幼い顔を歪めていた。
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