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食べられちゃう
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「私も」
彼はそう返してくれた。
甘いバリトンに耳を奪われて、たったこれだけの言葉に腰までキュッと喜んでしまう。
「もう、ダメだから……さっきの、ね……?」
「さっきの?」
「んん......あなたの、指、で......」
「指で?」
「もっと......お願い!」
頑張った。
なんとかここまで言えたけど、今夜のいじわるな彼は許してくれない。
「もうひと声」と言わんばかりにそっと耳を寄せてくるんだ。
あーん、もう......!!
「やだ……バカって言って、ゴメンなさい! ......ヒッ......ここ、さわって......ちょう、だい?」
しゃくり声でこれを言い終える頃には、僕の身体は彼の逞しい腕にギュウウーっときつく抱きしめられていた。
「よろしい!」
なんとも嬉しそうにそれだけ言うと、ソウゲツは僕をベッドの真ん中にフワリと転がした。
腕を解かれてしまった僕は、たまらずに叫ぶ。
「いやだっ、離さないで!」
あなたの肌がこんなに恋しいなんて。
「離すもんか。これからが本番だよ」
彼は僕に覆い被さると、すぐさま舌を絡めてきた。
突然はじまった濃厚なキスに驚く間もなく再び堕ちてゆく。
大好きなソウゲツの唇は燃えるように熱くて、甘い舌のざらつきも、そのままあの部分への刺激なのではないかと錯覚し、クラリとなって
たまらなかった......。
「んッ......んむぅ......ハァっん......」
「リオ......」
「うん......」
「今、良くしてあげるから」
「ん、ん……!」
ああ、良かった。
こう言った彼は、嘘をついたことがないんだ。
「ソウゲツ......お願い......」
張り詰めているあの場所に
いよいよ彼の手が伸びて......
僕は......
ああ、僕は......!
てっきりそう思っていたものだから、次のとんでもない行為に僕が素っ頓狂な声を上げたとしても、ぜーんぶこの人が悪いんだ!
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