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お風呂に入って、全身を強すぎるくらいの力でこする。清水先生が触った感覚を少しでも忘れたかったんだ。
もともと色が白い僕の肌は既に真っ赤になっていたけれど、それでもやめる気は起きなかった。
気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い。
気持ち悪いのは、先生だけじゃないんだ。あの時、怖くて気持ち悪かったはずなのに、射精してしまった僕こそが、一番気持ち悪い存在だった。
イってしまった僕に清水先生は余計興奮したらしく、その後自分の陰茎をズボンから出して、僕の手で包み、上から自分で握って擦っていた。
気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い…。
泡を洗い流しても、僕の汚れは取れている気がしなかった。
あの時の、熱くて硬い、生々しい感触が手に蘇る。先生はもっと息を荒げて、自分でも腰を振っていた。そして、とうとう僕の手に精液を出したんだった。
僕と清水先生の手は、お互いの精液でドロドロだった。
それを利用して、清水先生は僕の…おしりの、穴に指をいれようとして…。
"…あれ、結構キツいな。もしかして篠宮、お前本当に処女なのか?”
”ハハッ、それなら最高だな…篠宮の初めて、俺がもらってやる”
"綺麗なピンク色で可愛いよ…”
あの時言われた言葉が、頭の中でぐるぐる回る。気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い……。
痛い、声にならないまま喉の奥で叫び続けていた僕の思いも虚しく、先生の指は滑りを借りて、ヌルっと中に入ってきてしまった。
そのまま抽出を繰り返され、違和感と圧迫感に襲われた。その後先生は指を二本に増やそうとしたけれど、なかなか入らなかった。
それで、先生が悪戦苦闘している間に恭哉くんが来て…。
全てを洗い終えた頃には、また吐き気が僕を襲っていた。身体を拭く暇も無く、バスタオルを身体に巻いてトイレに駆け込む。
「っぅえ…ぉ…ゲホッゲホッ…ぅ……」
お昼から何も食べていないから、吐いたって特に出るものもなかった。胃液だけがせり上がってきて、独特のにおいと味に、余計に気分が悪くなる。
一旦出し切って、おふろと同じところにある洗面所まで戻り、口をゆすいだ。
”桐谷たちと関わるなんて、忠告してやったのに悪い奴だなぁ”
"悪い篠宮には、お仕置きしなきゃだよなぁ”
”ほら、生まれてきてごめんなさいって謝れよ”
”お前が悪いから、こうやって教育してやってんだよ”
”なんで僕の思い通りにならないの…!”
”君が悪いんだからね…お仕置きだよ”
「あ、あ、あ………」
いろんな記憶が、走馬燈みたいに蘇る。先生と、アイツと、お兄ちゃんが交互に喋っていて、まるでみんなに同時にお仕置きされているみたいだった。
「僕が…僕が、生まれてきちゃったから…」
そうだ。僕が生まれてきたから、みんなをあんな風に豹変させて、不幸にさせて…。
もしも、僕が生まれてこなければ。今頃みんな穏やかに、幸せに暮らしていたのだろうか。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」
震えが止まらなくてしゃがみ込んでいた。目の前が真っ暗になって、意識を失ってしまった。
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