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2-17 親衛隊の掟
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「だからつまりね、匠ちゃんは野放しにしてたらあぶないだろうなーって判断されたから親衛隊にスカウトされたの!
親衛隊はルールが厳しいから、個人的に生徒会に近づくことなんて許されないしね」
「親衛隊に入っても入らなくてもお、生徒会のひとに近づくなんてできないでしょお?」
「まあそうなんだけどね…でも現に、匠ちゃんと会長って一度接近したでしょ?ありえない話でもないわけで」
接近したというか…ちょっとすれ違いましたよーくらいの関わりなんだけど…
僕が響会長と会ったのはもう一ヶ月も前の話だし、そのあとは特に…あ、歓迎会で少し話したっけ。
でも、あれも僕が問題解くのが遅れたからで…。
でも、余計な心配はしたくないっていうのは、親衛隊のひとたちも一緒なんだな。
僕が親衛隊入るのも、告白とかそういうのをふせぐためだし。
でもでも、このスカウトの紙を使って確実に入るって、なんとなくやだなあ。
とりあえず、月曜にでも入隊申請書取りに行ってこよっと。
ピアノのレッスンが始まるまで少し時間があるから、レッスン棟に向かうついででいいかなあ。
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