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ファーストキス…ではない
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「っ…ぇ…」
顔が離れて空の栗色の瞳が見えた後に、自分がキスをされたのだと理解した。
現状は未だに理解出来ていないままだが。
そのまま空は俺のほうをちらりと見て、影の出来る睫毛を揺らした後踵を返した。
聞きたいことも言いたいこともたくさんあったのに、空からのキスで全てが吹き飛んでしまった。
そのまま俺は空を止められないまま、夢うつつのような足取りで家へと帰った。
驚いたからなのか、将来の自分の夫にキスをされて恥ずかしかったのか普段聞くことのない音を心臓は発していた。
「なん、なの、あいつ……」
頭の中は理解出来ないことだらけだった。
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