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きらきら星の言う事には1 フジ愛され……?
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昔、アイツが言った言葉が今になって何故か思い出した。
学校の帰り道、街灯の少ない北海道の冬は寒いけれど、晴れ渡る満天の星空だった。
「星が綺麗に光るのは、優しい誰かが人を思って泣いた涙だからだよ。だからキヨとかヒラとか、こーちゃんの涙も入ってると思うんだ。多分。ううん、絶対。」
アイツはそう言いながら空を見上げ。
やさしそうな、だけどどこか間抜けな顔で微笑んでいた。
昔の俺は、何ふざけた事を言ってるんだと鼻で笑いアイツを置いて帰り道を歩いた。
そんな俺を見ていつも通りアイツはへにゃっと眉毛をさげ情けなく笑ったのだ、何も言わず、ただただ笑っていた。
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