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親衛隊総隊長の部屋 彼方side
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チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ
静かな部屋に時計の音が響く
榕樹帰ってくるの遅い...
何かあったのかな...
ガチャ
「たっだいまー☆」
「おか......え...り」
僕の言葉は途切れ途切れで聞こえづらい
だから話すときはゆっくり聞き取りやすく話すようにしている
でも榕樹以外の生徒会役員は僕が話し終わるのが待てないらしく、言葉の内容が分かれば最後まで聞かない
「ど...して......遅...く......なった...の...?」
「んー?
俺らのクラスが騒がしくて見に行ったら親衛隊総隊長さんが倒れててさー保健室運んだんだよー☆」
「そ......なん...だ」
親衛隊総隊長倒れたんだ
大丈夫なのかな
でも親衛隊総隊長が倒れた所なんて想像できない
いつも元気そう...
「その事で話しがあったんだけどさー親衛隊総隊長さん、1人で仕事してるみたいなんだよねー」
「な......ん...で?」
「それがさー分かんないんだよねー
他の親衛隊の子達にバレないように仕事やってたみたいだから迷惑かけないようにとかかなー」
「ふぅ......ん」
親衛隊総隊長は他の親衛隊の人達に気を使っているのかな
でも迷惑かけないようになんて僕の想像と全然違う人だったんだな
なのに酷い事言って悪い事した...
「し...えい...たい...そ......たい...ちょ...とこ......行って...く...る」
「!...行ってらっしゃーい♪」
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