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春
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「俺もうお腹いっぱい…」
「僕も」
2人とも満腹になり食休みしていると、いきなり航の携帯電話が鳴り出した。
「…うわ」
「どうしたの?」
「いや、ちょっと外で電話してくるから待ってて!」
「?」
ばたばたと忙しなく航は外に出ていった。
外で電話してくるとは言ってたけど…
僕が座ってる席から外を見ればちょっと航が見えるんだよなー
何やらあまり仲の良い相手じゃないのか、それとも難しい話をしているだけなのか、
電話している最中、航は終始しかめっ面だった。
電話が終わったのか、急いでこちらに向かってくる姿が見える。
「何かあった?」
葵は戻ってきた航にすかさず聞く。
「うーん…ちょっとな…」
「なんだよ」
「兄貴が…明日帰ってくるらしくて」
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