アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
この日
-
「ただいまー」
「お邪魔します」
航は乱暴に靴を脱ぎながら、家に中へ入っていく。
リビングからはテレビの音が聞こえてくる。
航の両親は共働きだから、この間帰ってきたと言っていた兄貴がいるのかな
そんなことを思いながら、葵はそんな航の靴を揃え自分の靴も揃えてから、航の後を追っていった。
「とりあえずここが俺の部屋」
航の家はごく普通の、3階建ての一軒家だった。
航の部屋は2階にある3つの部屋のうちの1つにあり、そこへ2人は入っていった。
「案外綺麗にしてるんだな」
葵は部屋の感想を率直に述べた。
いつもパワフルな航だからこそ、もっと部屋は散らかってるものだと勝手に思っていた。
「まあな!」
それを聞いた航が得意気に笑った。
まったく褒められているわけではないのだけれど。
航はそんな言葉だけで嬉しかったらしい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 26