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リベンジラーメン
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先輩が消えた改札口を遅れて通り抜け、昨日行けなかったラーメン屋によることにした。
流石に今日は喧嘩してないだろうなぁ…
電車に揺られながら何度も考えたが、結局あそこのラーメンが食べたいことは変わらず、そそくさと電車を降りる。
食にうるさいことは無いが、食べたい物はやっぱりその場で食べたい。それが俺の考え方だ。
「いらっしゃい」
最近はずっとお世話になりっぱなしだったせいか、店主には常連客と認められてしまった。
「奥のあったかい席、空いてますよ」
「いつもすみません」
指定席まであるのだから、そうやすやすと違う店に行く訳にいかない
「ご注文は?」
「塩ラーメンとぎょうざの小で」
「了解です!塩ラーメンとぎょうざ小ー!」
店主が読み上げたオーダーに厨房から一斉に返事が返ってくる。
いつ来ても元気がいいこの店は、店主がまだ若いからなのかもしれない。
なんとなく店内を見渡しても、ちょっとした所に、イマドキが取り入れられていて、これぐらいの小さな店にしては洒落れている。
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