アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
秋の章二 禾乃ち登(いねすなわちみのる)
-
およそ医者の台詞とは思えない言葉。
「初めての相手に、そらマナー違反やろ」
「次は中に…出…て下さい…」
「そういうのが好きなん?」
「えぇ…」
「さっきよりゆっくりになんで?」
「…構いま…ん」
身体はもはや全身性感帯で、何処をどう責められても反応以外しない。それなら……可児を取り込んで、壊れるくらい全身で感じていたいと思った。
「俺を…跨いで…ここに」
長谷川はそう言うと、半分ほど上半身を起こし、ベッドヘッドにもたれ掛かった。
暢宏は立て膝をついたまま、長谷川の手招きに従った。長谷川の呼吸はまだ乱れていて、表情はうっとりと愉悦に浸っている。
「……マサト?」
「もう少し顔の…近くに…」
暢宏がにじり寄ると、長谷川は、力を失った彼の陰茎を手に取り口に含んだ。暢宏に触れるだけで、長谷川の身体は疼く。
──欲しい。もっと、欲しい。
口内に溜まった唾液で、暢宏をたっぷりと濡らし、舌を這わせ、吸い上げた。
「マサト…そんなことせんでも大丈夫やで」
暢宏は、長谷川から満足させろと言われた手前、奉仕されると戸惑いを隠せなかった。
「イラマチオでして下さい。どんどん昂っていくのを感じるの好きなんです」
長谷川は、暢宏から訊かれる前に自分から好みだと言って、再度可児の陰茎を口に含んだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
51 / 81