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秋の章一 秋渇き(あきがわき)
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朝から太陽が眩しい。
寝不足でもないのに、涙と生欠伸が止まらない。
いつもより少し遅い時間に家を出たら、オフィス街に近づくにつれ渋滞に巻き込まれた。
ゆっくりと進む車に苛立ちはしないが、ブレーキを踏む時間が長いと、不意に恋人の言葉が甦り、肩に当たるシートベルトが昨夜のことを思い出させる。
「俺、愛人ですね」
そう言うと、真人はひざまずいて、暢宏の下半身に顔を埋めた。
下着の裾に舌を這わせ、片手で暢宏の性器を包み込み、反応を確かめる。ボクサータイプの下着の裾は舌に圧され、脚の付け根まで上がった。
叢の部分に舌のジョリとした感触が当たる。真人は数本を唇に挟み、軽く引っ張った。
「……っ、…そんなんしたら萎えんで」
言葉とは裏腹に、真人の掌の中は反応を見せた。
真人が、解放口から指を入れ、熱くなった陰茎に触れると、暢宏の下腹部がピクッと動いた。
真人は暢宏の下着を降ろし、半分程勃ち上がった陰茎を無視して叢に舌を這わせた。
「どこなぶってんのや」
真人は陰茎の根元や、周りの茂みばかり舐めていて、暢宏には焦れったくて仕方がない。
真人の額に掛かる髪を梳き、そっちがその気ならと、暢宏は己れの陰茎に触れた。昂り始めた自身を握ると、その手に真人の手が重なった。
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