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ジャ○プの読み方は人それぞれ!!②
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◆●◆●腐女子視点◆●◆●
「夏樹(なつき)せんぱーい!!」
廊下を歩いていると後ろから声がした。
振り返って見ると陸上部の1年の男子が走ってきてた
「ん?どないしたん?」
「夏樹先輩って狼(おおかみ)先輩と仲いいですよね!?」
「え、あぁ、せやけど」
「これ!狼先輩に渡して欲しいんですけど!」
渡されたのはいわゆる手紙みたいなんやった
「なんやこれ?」
「えと、ら、ラブレター、です」
と顔を真っ赤にしながらそいつは抜かしよる
「なんでウチが渡さないかんねん、自分のことやねんから自分で渡しぃや」
そいつに手紙を押し返して廊下を歩く
「え、でも、先輩」
「なんやねん」
「仲いいんですよね?でしたら渡すだけでも」
「お前男やろ?なら自分のは自分で渡せや」
「そんな!そこをどうか」
「はぁ!?自分が惚れたなら他人を宛にすんなや!!自分でやれ!!アホ!!!」
腹が立って少し早足で廊下を進む
てか、なんやねん好きなら自分で告れや、他人宛しよって、馬鹿にしとるんか!しかもよりによって由樹(ゆき)やし!腹立つわぁ
ふと廊下の外を見ると男に女が告白しとる
見てみぃやこうやって勇気出して自分から告白しとる子も居るってのに、
って、告白されとる奴大波(おおなみ)やん、あれ、ほんま性格悪いのにクソモテるとかオカシイやろ
…ん?…んん?
あれ?女の子のほう泣いてへん?え?なんでや
大波の方はというと回れ右して校舎入りに行こうとしてんねんけど!?
泣いてんねんからハンカチくらい渡せや!!
居ても立ってもいられんくて走って女の子の方に行くとこれはガチ泣きやん!!
「ど、どないしたん?大丈夫なん?なんか言われたん?」
話しかけても泣いてるだけでなんとも言わん。
とりあえずハンカチ渡してると陰からその子の友達やろか出てきて抱きしめたりして慰めている
その子の友達がウチにぺこりとお辞儀してその子と一緒に校舎に入っていく
………ダッシュで大波の後を追う、廊下ら辺で茶髪のチャラチャラな後ろ姿を見つける
渾身の力で今日買ったジ⚪ンプの角でぶん殴る
頭を抑えながら大波はウチの方を見る
「泣いてる女の子を取り残す奴どこにおるねん!」
ウチの突然の登場にびっくりしたんかフリーズしとる
「おーい聞いてんのかー?」
と空いてる手で小突く
「聞いてる!聞いてる!ラーメンだろ!!」
はぁ!?何言っとんねん!!
「違うわ!!誰がいつラーメンの話してん!!アホか!!
ウチが言ってんのは泣いてる女の子を取り残すとかどんな神経なんじゃって言っとんねん!アホ!」
と頭を強く殴る
「知るか!俺は興味無い!!」
「はぁ!?アホやろ!頭湧いとるやろ!!クソか!」
「ならお前が行ってきたら良いだろ!!」
「行ってきたわ!!」
「行ってきたのかよ!」
お互い弾丸の様に大声で喋ったからやろう終いには息が上がってた、しかもその声を聞いて学校に残っていた奴らがチラホラと俺らを見に来てる奴もいる
これ以上悪目立ちはしたないわ
「あかん、食堂行くで(ボソッ」
「あぁ(ボソッ」
★☆★☆★☆食堂★☆★☆★☆
ウチらは出来るだけ隅にある席を選んで座る。放課後というのもあるからか、人はおらん、いても科学の模部先生(モブセンセイ)だけや、ここならちょっとくらい声大きくても大丈夫そうや
「てか、お前、俺が告られてる所見てたのかよ」
「あぁ偶然通りかかってな」
よう考えたらここに移動しても話すことないわ、ジャ○プでも読むか
あー、せやった自己紹介自己紹介。ウチの名前は南 夏樹(みなみ なつき)好きなことは体を動かす事、嫌いなんは他人任せ
そんでこの目の前のは大波 樹里(おおなみ いつき)ナルシストで…ん?あ、こいつ絶対今自分は性格良いとか思うとるな?
「……性格悪いやろ」
頬杖をして言う
「な、なぜ聞こえ」
「ナルシストで自分に利益が無ければ関わりたくなくてヘタレの童貞のナルシストやろ」
「お、お、おおおおおおおおおおおお俺どうてーちゃうしー
「動揺しとるし目の方向明後日やん、しかも関西弁やし」
「べ、別に良いだろ!!俺は初めては大切にしたいの!!」
「女子か!!」
「てか、ジ⚪ンプ読んどけよ!!」
「ええねん読みたいとこ読んだし」
もともと読む数も少ないし
「は?」
「は?」
いきなり聞き返されたから条件反射で聞き返す
「いや、ジャ○プって普通全部読むくね?最初からダーって」
「いや、ウチは好きなのしか読まん。斉木楠○のΨ難とか銀○とか」
「は!?頭おかしいだろ!!おま、勿体ない!!!関西人の勿体ない精神どこにやった!!」
「は!?関西人全員が勿体ない精神あると思うなや!!?おもんないのはいらんねん!!」
「はぁ!?お前ジャ○プの編集者とお前が読まなかったマンガの作者に謝れ!!」
「はぁ!?てかお前マガ○ン派やろ!!黙れや!!」
「うっせぇよ!!てかジ⚪ンプのどこがおもしれぇんだよ!」
「アホか!!それならマガ○ンなんてエロの塊やんか!!この思春期が!!」
「オレ、チャ○ピオン派!!」
………ウチと大波のんとはまた違う声が聞こえた。
2人して動きを止めて横を見た
猫っ毛に青い目っていうて外人さんみたいな見た目とは違ってダボダボに泥だらけのジャージ着た奴が言う
「「優樹(ゆうき)!?」」
ウチでもビックリするほど大波と同時に発言した
「おう!優樹だぞ!!」
優樹はニカッと笑って両手をバッと上にあげる
こいつは寅川 優樹(とらかわ ゆうき)
元気ハツラツなワンコ
大波の好きな奴
「優樹ここで何してるんだ?」
「えとな!えとな!えーと、、」
なんや眉間に人差し指を押し当ててなんか考えとる
ちょっとしたくらいして「あっ!」と声を出す
「由樹(ゆき)がな!由樹がな!夏樹呼んでた!!」
え、由樹?
「由樹どこに居るん!?」
「えとな!校門で待ってるって!」
「ほんま!?ありがとう!!こんどチョコやるわ!!んじゃまたな!!」
と言って走って食堂を出た
★☆★☆★☆校門★☆★☆★☆
教室からカバンを持って校門に行くけどそこには誰もおらん
「帰ってもうたんかな………」
もしかしたら遅すぎて帰ったんかもしれん、
残念とか後悔とか色んな感情が渦巻いてもう…ん?
いきなり目の前が暗くなる
「ふふ…誰でしょ〜か」
鈴の音色の様な声が後ろから聞こえる、この声は
「え!?由樹!?」
ぱっと視界が明るくなる、
後ろを振り向くと綺麗な黒髪のロングに白い肌に吸い込まれそうな黒い綺麗な目
「うふふ…正解ですわ」
この子こそが狼 由樹(おおかみ ゆき)
ウチの大切な子や
「か、帰ったんちゃうん?」
「あら、夏樹ちゃんを置いて帰るなんて…」
「あ、せやんな」
安心したせいかしゃがんでしまう
「あら、夏樹ちゃん大丈夫ですか?」
白い手を差し伸べてくれる
「え、あ、うん!大丈夫やで!ありがとう!」
その白い手を掴んで立ちあがる
…手を繋いで帰りたいとか思ってへんで?ほんまやで?……嘘やめっちゃ手を繋いで帰りたい
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作者コメ
オチがぁぁあ!!!オチを付けるの苦手な作者です。次回はやっと4人出てきたので4人の設定やなぜこうなったかとかそんなのやりたいです←
読んでいただきありがとうございます!
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