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とりあえず、弓弦はいいやつだった。
色々わからない俺に色々教えてくれるし、話が面白いから一緒にいてすごく楽しい。
今だって、昼飯に誘ってくれて、一緒に食べているところだ。
……亮も一緒だけど
あぁ、弓弦と2人ならいい気分で飯食えたのに、なんで亮がいるんだよ……
「おいクラゲ、何さっきからイライラしてんだよ」
「クラゲ??」
当たり前のように俺をクラゲと呼ぶ亮に、海月が読めない弓弦が聞き返す。
「こいつ、クラゲっつー名前だから。でもこれ呼んでいいのは俺だけだからお前は呼ぶんじゃねーぞ」
「いやお前も呼ぶなよ!!!」
「うっせ」
そう言って亮は席を立つとフラーっと教室を出て行った。
俺は別に許可してねーのに!!!腹立つ!!!
「ねぇねぇなんでクラゲなの??」
「…教えない」
「ええーーーーーー」
腹立つ、腹立つけど、心の奥底では、亮以外には呼ばれたくないなと思っている自分がいた。
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