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そしてむかえた球技祭当日
「モタモタしてんじゃねーよ、バカクラゲ」
「…っな!うっせー!」
小学生の頃はサッカーのクラブチームも入ってたし、久しぶりにやるとやっぱり楽しい。
……コイツさえいなければ。
グラウンドを颯爽と走り華麗にシュートを決めてやがる奴。西山 亮。
コイツが走ってるだけ、しまいには汗を拭くだけでも、周りの女子はキャーキャー歓声をあげる。
「亮すごいねー!俺たちもがんばろっ!みーちゃん!」
走りながら弓弦は満面の笑みで俺にそう言ってくる。
いやいや天使かお前は。
「亮くんがんばってー!」
「亮くんナイスシュー!!」
弓弦によってほんの少し癒された俺の心はそんな亮への歓声によって潰される。
あぁ腹が立つ。
まぁお陰様で1回戦目は無事勝つことが出来たけど。
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