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変化
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それから、汚れた体を洗うためにシャワーを借りた。
色んなところに押さえつけられた痕、知らない男からのキスマークがたくさん残されていて、怖くなった。
体を流して、自分の体が視界に入るのが辛くて、何度も涙が出そうになった。
だけど、泣くのは辞めた。
俺には時雨がいるから。俺を思ってくれる友達。
シャワーから戻ると、時雨がソファでうたた寝をしていた。
初めての文化祭疲れたのかな……
あんな男前なこと言ってたのに、寝顔…可愛い……
改めて見ると、時雨は本当にかっこいい。
亮とは違って、王子様…って感じの格好良さ。
亮……
考えるのやめよう!とブンブン頭をふっていたら、時雨が目を覚ました。
「上がったの?あ…海月、ぶっかぶかじゃん!」
「う、うるさいなー!」
時雨の服を貸してもらったら、ぶっかぶか!
チビで悪かったな!
時雨はめっちゃ笑ってる……
その笑顔をみて、急に切なくなった。
あ……前にもこんな感じのこと……
雨の中亮に助けてもらって、初めて亮の家に行って──
あの時、俺が亮のこと避けてて……
「海月?」
名前を呼ばれて、ハッとした。
「あ……、ごめん」
そうだ……もう考えるのは辞めなきゃ
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