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赤信号 (時雨side)
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夜。急な父の気まぐれで、俺は店の買い出しに出かけさせられていた。
時計は夜の11時半を指していた。
まったく…父さんはいつも急なんだから…
と、店へ帰る途中俺はずっと不審に思っていたが、さっきから誰かにつけられているみたいだった。
振り返ると、誰もいない
だけど、何か気配を感じた。
ストーカー…?
寒気がして走り出した時だった。
「キャーーーーーッ!!!!」
女の子の悲鳴が聞こえて後ろを振り向いた。
俺の歩いてきた道に、誰かが倒れているのが見えた。
急いで駆け寄ると、女の子が倒れていた。
「ねえ、大丈夫??」
女の子は意識を失っているみたいだった。
どうしよ…
ほっとくわけにもいかないし、とりあえず家に連れていこう…と、俺は女の子を背中に担ぎ、家に向かった。
これが悪夢の始まりだとは、知る由もなかった。
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