アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
24
-
俺は重い足をどうにか動かし
保健室まで向かった。
「しっつれいしまーす!!」
勢いよくドアを開け、なおが大声で挨拶する。
普通の先生なら『うるさい』とか『静かにしろ』って言うだろう、なおはいつも先生にそう言われている。だが違うあれはバカだ。
「おっとー??いらっしゃーい!!」
「めっちゃノリいいじゃん!!?
ってか保健室の先生前と変わってるぅwwww」
「代わりに今年から俺が保健室の
先生になるんだよー!山本です!どうも!」
「イェーイ」
なおはあのバカとハイタッチを交わす。
この2人なら仲良くなれそうだな、バカ同士。
そしてあのバカは隠れている俺に気づき
大声を上げる。
「あーー!!望月くん?!?!もしかして望月くんも保健室の掃除なの?やったね!ラッキー!」
「え、なになに?
先生とあんなちゃん知り合い?!
あ!そうか、足の怪我!!!」
「2人とも、うるさい」
掃除は俺達だけじゃない、他の奴が苦笑いでこっちを見てる。この2人がうるさいからだろう。
変に目立つのは嫌だ、めんどくさいから。
それでもお構い無しにこの2人は大声で話し始める。あれ、掃除どこいったんだろう…。
他の連中は黙々と掃除している。
俺は騒ぎもせずもちろん掃除もせず、ただただ
黙ってソファーに座り時が過ぎるを待った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 107