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「そーいえばさ、気になってたんだけどさ」
「なに?」
「望月くんってなんでズボン折るの?
私服も丈が短いやつだったよね?」
「………」
え、あれ?もしかしてこれ聞いちゃいけなかったやつ?俺やらかしちゃったかな?
急に黙りこくった望月くんを見て焦りを感じる。
「あ、あー、別に答えなくてもいいんだよ!!」
「笑わない?」
「え、、笑わないよ!!!」
そんな溜めるほどズボンの丈のエピソードって凄いの?めちゃくちゃ気になってきた…
重たい口を開けて望月くんはボソッと呟いた。
「……転けたから」
「…ふぇ?」
「転けたの…昔」
転けた…?転けたってズボンで?
それはなんか凄いドジっ子のやるやつでは?
よく見ると顔はいつも通りの真顔だけど
顔をそらして指に落ち着きがない、これはもしや
恥ずかしがっているのか?んんん、可愛い。
「転けた…とは、ま、まぁ皆にも見られて恥ずかしいもんね!トラウマだよね!!」
「誰にも見られてないし」
「へ、1人で転けた…んですか?」
「はぁ…」
ため息をついて、指をいじりだした望月くんは
話すのをためらっているのか指を見て1分程黙る。
「神奈さ昔から背が高くて…俺、羨ましかったんだよね」
「うんうん」
「双子なのに全然違うくて、俺的にはどうせそんなに変わりはないって思ってて俺さ、こっそり家で神奈の服着たの」
「え、可愛い」
あ、いけねぇつい口が…ww
怒っているであろう望月くんは案の定凄い睨んできたけど怒られたくないので俺は目線を外して話の続きを要求する。
「…そしたら」
「そしたら?」
「ズボンの丈が長過ぎて部屋で転けた…」
「……………っぷwwwwww」
「なっ!!!お前、笑わないって…!!」
「ごwwごめんwwwww1人で転けてる
小さい望月くん想像したら可愛くてwwww」
「死ね」
それがトラウマになってそれからずっとズボンの丈を絶対転けないように短くしたらしい。
そんな可愛いエピソードを聞いて納得はしたんだが俺的に困った事がある。
それは………
望月くんの生足を見るとムラムラしちゃう俺がいるって事……(真顔)
別に俺は足フェチなわけじゃないし男の足とか見ても別にどうも思わないけど、どうしてだろう。
望月くんの足を見ると無意識に手が動きそうになったり、ズボン脱がしちゃう妄想をしてしまう。
いや、これもはや末期だな。
「望月くんの足、綺麗だよね筋肉ついてないし」
「何それ、喧嘩売ってんの?筋肉くらいついてますけど」
「いやなんかモチモチしてるよね」
「お前まじで気持ち悪いよ」
自分でもそう思います、誰か俺を止めてくれ。
そーいや昔の彼女も俺のこの変態さに引いていったんだっけ…?惚れさせるとか出来るかな…。
あー、なんか急に弱気になってきた…。
そんな事を思っていたら授業終了のチャイムが鳴り望月くんが出て行く。俺はそれを見送って自分も昼ごはんを食べることにした。
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