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義光視点
「なんで、よっしーがここに…」
「さっき、お前の様子が変だったから」
「かんなちゃんのことよく見てるなんて…//」
「黙れ、森直人」
「フルネーム?!?!」
今日はバイトもないし、適当に帰ろうかと思ったら神奈はすぐどっか行くし、ついて行こうとしたら俺より先に片割れと直人が後追ってるし、今日はなんかあるのかと思って来てみれば。
「本当、お前過保護すぎだろ」
「な?!だってこいつは…!」
「仮にも先生だろ、こいつはやめとけ」
「……」
話を聞く限りだと、あの家出騒動は片割れが先生の家にいてそんでなんかされてたって事だろ?
確かに犯罪かも知んないけど、片割れが嫌がってないなら特に問題はないだろ。
しかも最後までやってないのに。
「神奈の気持ちも分からん事もない、ただ今のこの2人を見る限りだとお前、ただの嫌な姑(しゅうとめ)キャラだぞ?」
「しゅっ…?!」
「お前のその優しさが悪いって訳じゃないけど、その優しさは今の片割れには必要ないんじゃねぇの?」
「ウンウン、ソーダソーダ」
俺は別に片割れの見方をしてる訳じゃねぇし、どっちかの肩を持つ訳でもないけど、神奈は少し過保護過ぎる。
「先生は、かたわr…えーっと、杏奈の事遊びでやった訳じゃないんですよね?」
「うん!もちろんだよ!!」
「ねぇ、ちょっと今名前忘れてたよね?」
「歳も違うし立場も違う奴を好きになるって、結構大変なんだからよ、少し様子を見てやれよ。それでお前が納得いかなかったらまた言えばいいだろ?片割れには片割れの生き方があんだよ」
先生に少しだけ同情してしまう。
それにあの変人を好きになれる奴なんてなかなかいないし、少しどうなるか興味はあるしな。
「……よっしー……」
「なんて顔してんだよ、それにお前だって片割れにそんな事言える立場じゃねーだろ。似たような事して来たんだから。」
「…ぅ…」
さっきまでガンガンに放っていた殺意が消えるのを確認した俺は神奈に近寄り、肩に手を置く。
表情から見るに、まだ納得してないみたいだな。
「神奈、この後俺ん家来いよ話聞いてやるから。」
「…うん」
「んじゃ、神奈は連れて行くんで後はごゆっくり〜。」
神奈の荷物を持って神奈を先に出るように進める。神奈は考え出したら止まらないタイプだから、気がすむまで吐き出させるか。
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