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「皆っ!!ごめん!待たせちゃって!」
「先生、廊下は走っちゃダメなんだよー?」
「なお、いつも走ってる…。」
「あんなちゃん、しーー!ww」
「ははっ…今開けるね!!」
先生は走ってきたのか、凄い息を切らしてる。
絶対忙しかったよな…。多分これからもやる事はたくさんあるはず…間違いなく迷惑だろこれ。
「よっしー…これ迷惑だよな…?」
「だろうな」
おいおい、冷たすぎないか?
そう一言言い捨て保健室に入って行くよっしーの背中を見て申し訳なさげに俺も入る。
遠慮なしになおも杏奈もそしてよっしーもソファーに座り、どうしようもできない俺はとりあえず扉の前で直立不動…。
「弟くん、なんで立ってるのw座りなよ」
「…ぇ…いや…。」
「神奈、鬱陶しい…座れ。」
だったら帰ってもいいだろ…。
恐らく今思った事は杏奈には伝わっているはず、その証拠に凄い殺意のある目で俺を見て来る。
なんでそもそも俺がここにいないといけないんだ?なんか昨日までピリピリしてなかったか?そうさせてしまったのは俺なんだけど…。
「はは、やっぱり弟くんは俺が嫌いかな?」
「まぁ、今の所…やばい先生のイメージしか」
「ちょっ?!その印象付けるのやめて?!」
「やばい先生じゃん」
「望月くんまで?!ま、まぁ…そだけ…ど」
無理して笑ったり、驚いたり、落ち込んだり。
この先生疲れないのかな?見ているこっちが疲れてしまう。
ここは俺が折れるしかないか…。
「はぁ、分かったよ…。」
「ってかなんでお前ら体操服のまんまなの?
着替えろよ」
「めんどくさかった」
「注意しろよ、先生だろ?」
「ま、まだ大丈夫かな?って…w」
「神奈ーーーーーーー」
「自分で着替えて」
そう言うとふてくされた杏奈がなおを連れてベットの方へ向かってカーテンを閉めて着替え始める。
こうやってやらない事も杏奈の為だもんな。
「カーテン閉めちゃうんだね」
「…え。先生着替えまで見たいんですか…。」
「え、え?!違う!違うから!!
男の子しかいないのに普通に着替えないんだなー!って思っただけだからっ!!!」
「やっぱり俺…先生の事…」
「わーーーー!!嫌わないで?!?!ってか引かないで?!違うから本当にーー!!!」
この先生に…杏奈は任せられない…(確信)
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