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「せんせーい、怪我しちゃったー」
「あ、はーい!今人いるからこっちおいで」
この上靴の色、1年生か。
たぶん部活でだろう、膝から血を流してよろよろと保健室に入ってきた。
そして俺達を見つけて、、いやこれはよっしーかな?よっしーを見つけて保健室の外にいる他の女子に声をかけその女子も入ってくる。
そしてよっしーを見て顔を赤くして2人で騒いで先生の元に行く。
「人気なことで」
「は?」
その視線に気づいてもないよっしーは、鈍感なのかはたまた興味がないのか…謎だ。
モテるって大変だな…。
「今のテニ部の子じゃん。名前は…たしか藤井?と竹本だっけかな?」
「あっそ」
「もっと興味を持ってよ!!」
なおは学校の生徒のほとんどを知っている。
どうしてそんなに知っているのかは知らないが、他の学校の子や先生の事、噂話でもなおに聞けばほとんどが返ってくる。
「たしか入学当時から、よっしーの事好きなんじゃなかったっけ」
「へー」
「モテモテな男は辛いね〜!ま、俺の方がモテてるけどね!!!」
「興味ないし、そもそも好かれても困る。」
まぁ、よっしーは好きな人いるもんな。
案外両思いになる確率って低いんだなー。
舐めてた…恋愛よ。
「よっしーって彼女いるの?」
「いねーよ、いるように見えるか?」
「見えない」
杏奈の質問によっしーは素っ気なく答える。よっしーにもし彼女がいたとしたら、俺の存在凄い邪魔じゃないか?そう思うと彼女作るなって思ってしまう俺は最低なのだろうか。
「………よっしー」
「ぬぁ、お前なんて顔してんだ。
作らねーから!ってか作れねーから!!」
俺の彼女作るなオーラを感じとったのか、慌ててフォローをいれるよっしー。俺どんな顔してたんだ?
そんな話をしていると手当が終わったのか1年の女子達が先生とこっちへ来た。
そして相変わらず、よっしーを見てキャーキャー言いながら先生にお礼を言って出て行った。そしてそれを気にも留めずなぜかよっしーは杏奈の顔を見つめていた。
「何?にらめっこなら俺強いよ」
「あんなちゃんとよっしーのにらめっこ…
一生終わらなそう…」
なおの的確なツッコミに俺も頷く。
真顔をキープする常連者の2人がにらめっこをやっても真顔同士が見つめ合ってるだけにしかならない…シュールだ。
「なんでよっしー、杏奈見てるの?」
「ん?あー、なんか1年がどうちゃらとかお前らが言うから」
「え、それでなんで俺」
「お前の顔見てた方がいいだろ、そこらへんのブスより」
「そこらへんのブスに謝れ」
いや、ブスブス言ってやるなよ…。
普通に可愛いと俺は思うけどな…、皆どんな美人を求めてるんだ。
「普通に可愛かったけどな…」
「え、かんなちゃんってもしかして年下好き?やだ///えっち♡」
「いや、そーゆーのじゃなくて…」
「神奈はおっぱいがあれば何でも良いんだよ。」
「弟くんおっぱい好きなの!!俺も好き!!!
是非とも語り合おうじゃないか!!」
なんか、皆の中で俺ってやばい奴になってないか?訂正するのもめんどくさくなって目を閉じた俺を見てよっしーが肩に手を置いてくる。
同情するなら金をくr((((
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