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「もうかんなちゃん遅いよ!心配したじゃん!」
「ごめん、ちょっと用があって」
「用?あ!!今日晩御飯何にする?うち何もないんだけど買い物行かない?」
「なおが作ってくれるの?」
「おう!まかせろ!俺料理得意なんだよ〜!」
来たばかりのかんなちゃんを連れて近くのスーパーに行くことにした俺達だが、着いたはいいが時間も時間なのでおば様方が多い。
18時から半額や割引シールが貼られるのでそれを待っているんだろう。
今日は何にしよう、簡単にオムライスでも作ろうかな
「かんなちゃん、ピーマン食べれる?」
「うん」
「玉ねぎは?」
「食べれる、今日オムライス?」
「え、すごいなんで分かったの!!」
「なんとなく」
ピーマン、玉ねぎ、ウインナー、卵をカゴに入れてもうほとんど買い終わったがかんなちゃんに聞いてついでにお菓子も買う事になった。
「あんなちゃんにも買ってあげよっと」
「え、いいよそんな…」
「いいの!俺からのプレゼントだから」
「杏奈、最近また食べる量が増えたんだよな…」
「まじか!それはやばい!wwなのに栄養吸収しないんだよね?羨ましいなそんな体」
ま、あんなちゃんの場合栄養吸収をしないせいで身長が小さいと密かにコンプレックスを持ってるみたいだけど…。
俺は結構体型維持の為にランニングとか筋トレとか色々してる、それにあんまご飯食べない時があるし体重の増減が激しいから少し自分でもまずいと思っている。
「そういえばなお、痩せたんだろ?」
「え、まぁなんか食べない日とかあって減っちゃった」
「ふーん、じゃあなんか俺に作ってよ」
「へ?!い、いつ!!」
「いつでも、そしたらなおも食べるだろう」
「太らすつもりだろ!!悪魔め!!ww」
そんなこと言われたらちょっと料理練習しないといけないじゃん、俺単純だから冗談でもそんなこと言ったらダメなんだよ?
会計を済ませてからかんなちゃんは荷物を持ってくれて、なんか自分が男なのを忘れそうになる。あんなちゃんって普段お嬢様みたいな暮らししてるんじゃ…。
そーゆー事に気がきく弟を持ってあんなちゃんも幸せだな…ってかあんなちゃんがあれだから気がきく子になったのか?いや絶対そうだな。
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