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三番隊隊員
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来た道を戻りQueenの部屋から1人ででる。
なんでも「この部屋でやることがあるから戻るの面倒くさい」らしい。
…餌やりとかかな?
そこで2人と合流した。
「なにしてたの?」
「…地下牢で余計なことするなって念押しされた」
そんなこと言われてないけどね。。。
これもあの部屋でQueenに言われた。
「この部屋の存在を絶対に言わないで下さいね」
ってことを念押しされた。
内緒で飼ってるらしい。…ペット禁止とかのルールがあるのだろうか?
情報屋はずっと何してたのか聞いてきたけど俺が同じことしか言わないから納得してくれたのか諦めたのか分からないが何も聞かなくなった。
黒川は薄々気づいているのか興味がないのか、多分後者だが無反応でスタスタと歩いていく。
1階に着いたときチーム7と見たことない人が2人とQueenがいた
Queenの移動速すぎ…
黒川が口を開く。
「…準備が遅いな、落ちこぼれの三番隊は」
チーム7が一斉に睨む。その体には包帯がぐるぐると乱雑に巻かれている。
…全員可愛い顔してるけど男だしな。
「…っだまれ!マッドサイエンティストが…!!」
男にしては高めの声で1人が黒川に反抗する。
「……やめな、凛。こんな奴に割く時間ほど無駄なことはないからさ…!」
冷静な頼れるお兄さん的な雰囲気の子も黒川への反抗心を隠せていない。
ほかの8人も言葉にしていないだけで全員黒川を睨んでいる。
「凛、明、落ち着いて。今はさっさと儀式終わらせてこいつを追い出すことが先だよ。ね?隊長」
可愛い顔した見たことない子がさらっと酷いこと言った…
「……おい!!すいません、後で叱っておきます。」
情報屋が可愛い顔した子を睨む。どうやら情報屋の弟子らしい。そういえば2人、三番隊にいるって言ってたからこの見たことない子達がそうなんだろう。
情報屋の弟子は可愛い顔した毒舌の子とその子の1歩後ろで黒川を睨んでいる綺麗な子みたいだ。
……どうして弟子にしたのか気になるな。。。
「じゃあ、さっさと終わらせて貰おうか?落ちこぼれ諸君。」
その言葉を聞いた瞬間、何人かが一斉に黒川に掴みかかる。
「やめなさい!!」
…いや、掴みかかろうとした、が正しい。
黒川の言葉に反応し、秒の速さで動き出した6人をQueenのたった一言が止めたのだ。
黒川はまるでこうなることが分かっていたかようにニヤニヤと微動だにせず真っ直ぐ立っていた。
「……さっさと終わらせるよ。だから今は我慢しなさい。また怪我を増やすつもりですか。。。」
6人は渋々といった感じで下の位置に戻った。
「……総員、総隊長に敬礼…」
Queenが嫌そうに言うと残りの9人も嫌そうに敬礼し黒川を睨む。
黒川の気分を害するのでは?と、思ったが黒川はニヤニヤと愉しそうにしていた。
…まぁ何となくドSなんだろうなって思った。人が嫌がってるのめっちゃ笑顔で見てるし。。。
「くくっ…総員、敬礼止め。」
Queenが棒読みでまるでカンペを読むかのように機械的に綴る。
「我らの正義の名の下に月影藍を未来永劫、命を懸けて守り抜くことを契約せよ。我、三番隊隊長Queenの名にこれを誓う。」
それにまた機械のように、そして嫌そうに9人が続く。
『我らの正義の名の下に。三番隊隊員の名にこれを誓う。』
……なんかごめんね…?
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