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充分に変装して、ケーキ屋に着く。
遅い時間なのに周りは女性の客がいっぱい居た。ここで見つかったらとんでもないことになる。
「何食べよっかな〜」
海斗は人目を気にせずに出かけられることにウキウキ気分だった。
「僕はねー!特大ホールケーキ食べる〜チョコケーキとショートケーキがいいなぁ❤︎えへへ」
秋は、無邪気に恐ろしいことを呟いた。
「ゲッ…スゲェーなお前…」
海斗はドン引きしていた。
司も渋々とケーキを選ぼうとしているとそこに、
「あっあのさ、司…」
「…なんだ、どうした?洸」
洸が密かに話しかけてきた。
「そっその…司に相談があるんだけどさ…
ちょっと聞いてほしいっていうかなんて言うか…そのえっと…さっきね、その…」
もにょもにょ何か言いたそうな洸だが、中々話そうとしない。
「何、聞こえないよ。もっとはっきり話してくれ」
司はそんな洸を見兼ねてそう言った。
「あっあのね…さっき…仕事で撮影中の
休憩に入った時に、マネージャーの佐藤さんに呼ばれて…ある男の人に会わせられたんだけどね…」
と、洸は恐る恐る話し始めた。
-数時間前-
『はい、いいね〜カッコイイよー!洸くん』
パシャパシャっとカメラのシャッター音が鳴り響く。
俺は髪をかきあげたり、椅子に座って目線を下げたりするなどのポージングを行っていた。
休憩に入った時、
『洸く〜んちょっと来て!』
ちょいちょいっとマネージャーの佐藤さんが手招きする。
『はい?なんですか、佐藤さん。』
佐藤さんに呼ばれて行ってみると、そこには人の良さそうな40代くらいの男性が立っていた。
『君が洸くん?ふーん…いいね〜カッコイイよ』
『あっえっと…ありがとうございます。』
『実はこの方映画監督の小野英二さんでしてね』
佐藤さんは、愛想の良さそうな男性を俺に紹介してきた。
『どーも小野です。よろしくね、洸くん』
《それを聞いていた司が
「凄く有名な小野監督?まさか映画のオファーか?…凄いじゃん洸」
司は褒めたが洸は微妙な顔をしていた。
「そうなんだけど…その…えっとね」
とまた話し始める洸は少し震えていた様な気がした。
『ここではなんだから、洸くん、ちょっとこっちへ…』
と小野監督にスタジオの外へ呼ばれる。
『ささっ!お2人でお話しを…』
佐藤さんは俺を促す。
『はっはい!』
部屋を出ると小野監督が俺の肩に手を掛け、耳元に話しかけてくる。
『実はね今、新しい映画を考えていてね、その主人公を洸くんにと考えていて…』
『えっ⁉︎本当ですか⁉︎』
と、喜んだも束の間…
ビクッ
そこで何かが俺のお尻に触れてきた。
俺は驚いた。 ぞわっ
(えっ⁉︎なっ何?お尻に何かが…⁉︎)
『ただしね…』
『一晩付き合ってくれたらという条件で…どうだい?いい話だろう?』
小野監督はいやらしい手つきでお尻を撫でながら耳元で囁いてくる。
『っっっ‼︎』
ゾワゾワゾワ…
(ぎゃーー‼︎‼︎一晩って何⁉︎何で俺の尻触んの‼︎いや〜泣)
俺は物凄く寒気がし、鳥肌がたった。
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