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「リアン、俺が担任につきながら遅刻とはいい度胸だなぁ」
「ひっ!す、すみません!」
「いつまでたっても、遅刻しとったら校長行きになるぞ。」
「ひえぇええ、、、」
それだけは勘弁してください。と言わんばかりの瞳をリアンのクラスの担任、伊藤 茂(いとう しげる)に向ける。
「今回は、というか今回も時間がないから許すが、次からは校長行きだからな」
「はいっ!」
「返事だけはいい…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーキーンコーンカーンコーン……
「リアンー」
「んー?何ー?」
「お昼一緒に食べない?」
「おー!いいぜ!」
リアンを昼食に誘ったのは佐久間 拓也(さくま たくや)だ。タレ目で大人しい。
「拓也が昼誘うの珍しいな」
「久しぶりに誰かと食べたかったんだ」
「そ。」
何かと、そっけない会話をしつつ斉部家のメイドが作った弁当を食べる。
「リアンって、部活入る?」
「んー、入るつもりではある」
「何部か決まってるの?」
「んーん。まだ。いろんな部活あるし」
「そっか。」
「けど、兄貴たちがいる部活にだけは入りたくねぇ」
「ふふ。そんなこと言ったら、バスケ、サッカー、テニス、パソコン部入れないじゃん」
「入らねえからいいの」
もぐもぐと口を動かし、弁当を食べ終わる。
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