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たすけて(2)明.視点
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新の携帯が繋がらない。
昨日は徹夜をし、俺は昼過ぎに起きた
新は講義の合間の昼休みか、講義が無くて家に引きこもっているか
新は、深刻とまではいかないが鬱だった。
高校の時の新は、自信家で嘘は嫌いな―。
「―っ」
たった今、自分の頭をよぎったのは、新の恋人である蓮の顔
顔立ちが整っていて、同じく顔の整っている新と、良くお似合いな。
そういえば、新は蓮と出会ってから。
嘘を着くようになった
自信が無く、夜道を嫌って
用事がない限りは、部屋に籠るようになって
俺が、再開した喫茶店では、楽しそうに昔の話をする俺を、何故だろう
悲しそうに見ていた。
「あ…」
そう思った時には、足先は車のあるガレージへ向かっていた。
新に何かあったということを、無意識に俺は理解していた。
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