アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
4制裁
-
電話をかける
電話をかける
電話をかける
電話をかける
電話をかける。
新が電話に出ない。
室戸蓮は、苛立ちを隠せなかった。
大学の昼休みの時間はとっくにすぎているというのに、新が電話に出ない
…制裁が、必要かな。
何時も、決まった時刻に連絡させるように躾しているつもり…なんだけどなぁ、
違う男と寝ているのかな?
だとしたら、しっかり教育してあげないと!
蓮が、教育や躾と題して新をどうしてやろうかと考え思考に耽っていると、雨宮新の名前が携帯のディスプレイに浮かぶ。
…遅すぎるよ。
と、そんなことを思いながらも電話を取る
「もしもし、新? 今日は電話遅かったじゃないか、講義が遅れてしまったのかい」
平然さを装った蓮は、新が言葉を紡ぐのを待つ。
「…あぁ、今日は講義が無くてね…寝坊してしまったんだ、課題の添削を遅くまでやっていて…」
「言い訳とか、いいから。電話したのに出なかったことが問題なんだよ。」
「悪かった…と…思っているよ」
「悪かったと思っているなら…ちゃんと躾するべきだったよね。俺が、教育不足だったから新は悪いこになってしまったんだ」
「いや…、蓮が悪いわけじゃ、」
「言い訳は要らないよ、今から君の家に行くから待っててよ。」
蓮は、強引に電話を切って白衣を脱ぎ捨てコートを羽織る。
許せないのは、予定を言わなかったことと
その、怯えた口調だっていうのが…わからないのかな、新。
内心そんなことを思いながらも、蓮は新の家に向かうべく、車に向かった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 12